因数分解って役にたつの？

はてなのこちらで、因数分解って役にたつの？という観点で議論がされております。私は、ずばり、「何の役にも立たない！」派です。というのは…

個人的に、直接役立った記憶はないし、たとえ役立ったとしても、長い人生のほぼ一瞬のことですし。因数分解知らなくて必要になったら、そのとき勉強すりゃいいじゃん！

ただ、「因数分解が役に立つのか？」という以前に、「学校でやっている勉強自体が役にたつのか？」というメタな議論があると思います。

これらもはっきりいって各シチュエーションにおいて直接役立たないですよ。でも、やっておいた方がいい。もし、「学校の勉強は何の役にも立たない！」ということを理由に勉強しない馬鹿がいたら、こういいます。

断崖絶壁の端から端まで歩いて渡るとします。足を踏み外して落ちたら死ぬとします。理論的には、足場があれば渡れるはず。では、あなたは、足場しかない状況で渡ることができるか？できないですよね。突然、想定外の突風が吹いて、足を踏み外すかもしれない。第一、足場だけだと怖い！やっぱ、橋が必要ですよね。できるだけ丈夫で、断崖絶壁を渡っていることを感じさせないものが…。極端な話、断崖絶壁を埋めたててしまうくらいの勢いがほしい。

何かする場合、それをするだけの知識や技術があれば、理論的には問題ないはずです。でも、少しでもイレギュラーな状態になった場合、対応できなくなる。そういった外堀を埋める意味で、学校で習った勉強が役に立つかもしれない。ということですよ。学校でやることは基本であり、それをやらないで応用なんで、12 年早いということですね。ぐはぁ。

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ってか、「因数分解が役に立つのか？」と聞く人には、じゃ、「あなたは何かの役に立つことしかしないのか？」と問いたい。人間が普段していることの多くは、何の役のも立たないものかと。むしろ、人間らしく生きていくには、役に立たないものをしないといけないような、そんな気さえする。ぐはぁ。